神と仏と煩悩と|no.271
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
年明け後すぐ実家近くの神社に初詣。
ぱらぱらとお参りに来る近所の住民方にまぎれて新年を祈願。
礼は、礼法で教わった最上級の位の方に行う深々としたもので。
町内会の方にみかんとお屠蘇をいただき、お焚き上げの火に当たり暖をとる。
さあ帰ろうかと神殿を背にし来た道を戻ろうとすると、 すぐ右隣にあるネオン輝くラブホテルから、満室の文字が目に入る。
日本の片隅では、新年早々LOVEが溢れているようだ。あっぱれ。
ちょうどお隣にありますから、帰りがけにお参りもぜひ。
話変わりまして、仏教の話。
宗派の一つに浄土真宗がある。親鸞聖人(しんらんしょうにん)という方がつくり、「南無阿弥陀仏(なみあむだぶつ)を唱えていれば極楽浄土にいける」という教えが、最も有名かと思う。
実家の宗派はこの浄土真宗。
なんとなく知っていたくらいの感覚だったが、 父は一時期興味を持ち、古本屋で関連する本を買ってはよく読んでいるときがあった。
好奇心からその話で父と盛り上がり、1冊の本を出してきた。
浄土真宗の教えがやさしく書かれている「朝(あした)には紅顔ありて」。
宗教本?なんだかうさんくさいのかなあと思いながら読み始めたが、これがおもしろい。
心豊かに生きるヒントが詰まっている本だった。こういう意識を持っておくの大事だよな、と思うことが書かれていたりする。
神に拝み、LOVEな世界にあっぱれと祝い、仏から教えをいただいた元旦。
新年早々カオスな感じ、実りある年になりそうです。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
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