大人のネズミーランドで玉砕した札幌初めての夜@札幌 女ひとり旅|no.264

先日、私は北海道は札幌市に3日間いた。
これは、はじめて北海道の土を踏み、はじめてひとり旅をした記録である。
旅の目的は、9月1日まで行われていたとある展覧会を観に行くため。
あとは、アイヌ文化や歴史などにも触れて、札幌ならではの美味しいもの、ジンギスカンとか味噌ラーメンとかスープカレーとか、いろいろ食べられたらいいねえ、といった希望を胸に、お目々キラッキラの状態で札幌へと向かった。
1日目。
お昼ごろに新千歳空港につき、すぐ札幌へと向かう。
移動方法は電車。快速エアポートを使えば片道40分足らずで札幌駅に着く。今回はレンタカーを使わず、すべて公共交通機関で移動をした。
札幌駅はお土産屋は充実していてデパートも併設されていたりととっても立派で、人が多い。特別な感情は湧かず。
札幌駅では寄り道をせずすぐ地下鉄の改札へ。
公園を散歩し癒やされ、

カフェで珈琲を飲みホッと一息入れ、

宿で荷物を置き一休みした。
休息が多いように感じるけど気にしない。
さあさあ夜ご飯の時間ですよ!
1日目の夜はジンギスカンを食べようと決めていた。
美味しいものが集まる街すすきのへいざ。
宿はすすきのの隣駅なため、散策がてら歩きながら向かったのだけれど、なんかね、すすきのに近づくにつれ雰囲気がおかしくなってくるのですよ。
人が多くなる。それもある。ご飯どきだしね。
車の通りが多い。そうだね、さらに先へ行くと札幌駅だしね。
お店が増える。うんうんそうよね、じゃあどんなお店が多いと思う?
え?そりゃ美味しいお店が多いんだから、食べ物のお店でしょ。
それも間違っていない、ただ飲食店と同じくらいの割合で、もうひとつ、あるんだな。
そうや、風俗店や。
知ってはいたさ。すすきのはそういう街でもあるって。
でもさ、こういう感じとは思っていなかったんや。
ここまでごった煮状態だとは思っていなかったんよ。
歓楽街とはいえ、ざっくりでも、飲食店と風俗街はなんとなく区分けされているもの、というイメージを持っていた。
そして大通りから一本入ったところだったりとか、いやいやそんな大通りにはさすがにちょっとね、申し訳ないですよといった配慮が感じられる配置だった。
でもさ、違うねん。
札幌駅から伸びるメインストリートに、ドン・キホーテばりの扱いで「ソー○ランドだよー!!!!わーい!!!!」と明るくにっこり笑顔で手をぶんぶん降っていそうな雰囲気が溢れ出す看板がお目見えしてるねん。
それが大通りのあちこちにやで旦那。
大人のネズミーランドに来たのかと思ったとねん。
目星をつけていたジンギスカンのお店が入ったビルも、同じくごった煮状態。

早めに行ったのだけれどすでに満員、お客でいた気の強そうな女性にじっと見据えられ萎縮。
お店の外に出れば大人のネズミーランド。他もいくつか当たってみるもすでに行列ができていたりで入れず。
そして道にはたくさんの人人人。
すすきのの混み具合半端ない…。
す、すすきの怖い…。
札幌初めての夜はすすきのに玉砕、宿付近にどうにかこうにか逃げるように戻り、程よいこみ具合でおしゃれなお店になんとかIN。
大人のネズミーランドでガタガタになった心に、札幌クラシックと美味しいご飯が優しくあたたかなぬくもりを灯してくれたのであった。


2日目に続く。
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